• 2024.2.21
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成田山新勝寺の襖絵「日月春秋」10月〝里帰り〟

 二本松市出身で文化勲章受章者の日本画家・大山忠作画伯が終生の画業として2年がかりで制作した、成田山新勝寺の襖絵「日月春秋」(全21枚・28面)が10月、二本松に〝里帰り〟します。門外不出の超大作で外部での展示は異例。

 二本松市民交流センター3階にある大山忠作美術館が、開館15周年を記念して特別企画展「大山忠作襖絵展~成田山新勝寺襖絵『日月春秋』~」を開くもので、会期は10月1日~11月17日。同美術館と運営するNPO法人まちづくり二本松の主催、市、市教委の共催、大本山成田山新勝寺の特別協力。初の実行委員会が20日開かれ、開催要項を確認しました。

 1980年に完成した「日月春秋」は新勝寺光輪閣を飾っており、襖絵は桜(6枚)、楓(8枚)、日月(両面・7枚)。第1展示室に襖絵、第2展示室に成田山新勝寺と大山画伯の関連作品、市民ギャラリーに大山画伯の紹介と代表作を展示する予定。入館料は一般800円(前売り700円)。

ポスターを前に来場を呼び掛ける大山采子さん

 実行委員会では、安達秀司理事長、大山画伯の長女・采子さんが「二本松でしかできない展覧会。1人でも多くの人に見てもらい成功させよう」とあいさつしました。前売り券の販売は5月から。問い合わせは大山忠作美術館(電話0243-24-1217)へ。

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