• 2023.3.27
  • NEWS

春~夏とおいしいもの 大山画伯の日本画並ぶ

 二本松市民交流センター3階にある大山忠作美術館で常設27期「忠作の春と夏とおいしいものと」が始まり、桜やタケノコなど旬の素材を描いた大山画伯の作品が並んでいます。9月24日まで。

桜や牡丹など春と夏を題材にした作品が並ぶ会場

 風景や人物、動植物など題材は多岐にわたりますが、自然体で描きたいように描く豊かな四季模様は制作の大切な要素になっていたようです。「タケノコ」(1959年)、本久寺の桜を題材にした「春宵爛漫」(1993年)、白牡丹を描いた「花現」(1988年)と「晨花」(1997年)、隅田川花火大会の強烈な印象を表した「光散華」(2004年)、東北のふるさと切手の原画「もも」(1990年)など大山画伯が日本画に託した春~夏の薫りと旬のカタチ、美味しさが伝わる43点を展示しています。

 長女の大山采子さんは「全国から珍しいものが届くと父はそれを写生し、そのあと食卓に上がった。こうした絵を見ると若かった父と母、昭和の我が家が懐かしく思い出される」とコメントを寄せています。 時間は午前9時30分~午後5時。観覧料は一般410円、高校生以下210円。月曜休館。問い合わせは同美術館(電話0243-24-1217)へ。

春宵爛漫
光散華
もも
花現(上)と晨花
一覧に戻る