• 2023.9.7
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岳山変事200回忌、岳温泉の繁栄を誓う

 文政7年(1824年)の岳山変事200回忌が9月7日、岳温泉旧墓地で執り行われ、被災者の子孫や温泉関係者らが復興の歴史を振り返り、繁栄を誓いました。

被災者が眠る墓地で行われた200回忌法要

 199年前のこの日(旧暦8月15日)夜、鉄山の一角が豪雨で崩落し岳の湯(陽日温泉)の温泉街が埋没、二本松藩が救援作業に当たりましたが湯治客ら200人超が死傷したとされます。その後、十文字岳温泉、深掘温泉として移転・再建を重ね、明治36年の大火により現在の岳温泉が形成されました。

 文政七年岳山変事顕彰会(鈴木安一会長)が行った法要では、岳温泉管理の大内正孝社長が献花、同温泉ゆかりの法徳寺・高橋実宗、光現寺・鈴木潤一両住職の読経に続いて二瓶明子岳温泉観光協会長らが焼香しました。最後に鈴木会長が「悲惨な自然災害の歴史を語り継ぐために顕彰会を発会した。250回忌が繁栄のもと行われることを願う」とあいさつしました。鈴木会長は150回忌の様子も記憶にあるそうです。

献花する大内岳温泉管理社長
焼香する二瓶岳温泉観光協会長(左)ら
歴史を振り返り、あいさつする鈴木会長
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