• 2023.9.7
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菊の花で人形に「命を吹き込む」伝統の技 学ぶ

 菊人形の衣装となる「菊着け」を学ぶ教室が6日スタート、二本松市内の女性12人が基本技術に触れました。菊の花を着せて人形に命を吹き込む職人は「菊師」と呼ばれますが、後継者不足が年々深刻化しており、伝統継承のため二本松菊栄会が毎年開いています。

配色を話し合いながら菊着けに取り組む受講者

 二本松の菊人形の場面や人形を制作している乃菊社の辻英明さん(横浜市)が講師を務め、菊人形の歴史や工程、制作の魅力を紹介。水苔で根ごと束ねて小菊を生きたまま人形に使う二本松の技法は「美しいまま2週間咲かせることがポイント」と強調しました。

 引き続き実技に入り、受講者は重要なポイントのひとつ、菊人形の襟元づくりに挑みました。水が花に行きわたるよう道管を傷めずに、小枝を固定しながら衣装に仕上げます。襟の重ね具合を配色で表現するため、班ごとに工夫を凝らしながら「菊を活かす」技を体得した様子。終了後は菊人形と並んで笑顔で写真を撮り合っていました。

 次回9月27日は、菊人形会場で実際に菊着けに立ち会い、一部制作に携わる予定。

▲ 辻さんの指導で菊着けを学ぶ ▼
根は水苔でまとめて保護する
襟元をきれいに仕上げました
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