• 2022.12.20
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にほんまつの冬~歳時記を紹介

 にほんまつ城報館1階にある二本松歴史館で企画展「にほんまつの歳時記~冬~」が始まり、年市(歳の市)や七種(ななくさ)、長虫除け、カサドリなどの風習をはじめ、新春行事の広瀬熊野神社の御田植、石井の七福神と田植踊を分かりやすく紹介しています。

歳時記をテーマにした企画展の会場

 御田植は1月3日夜、豊作を願って稲作の過程を演じながらその年の作柄を占う行事で、農業に関する芸能の原型を保ち、県の重要無形民俗文化財に指定されています。寄せ刈りから代かき、稲刈りまでのシーンを9枚の写真で解説しています。

 石井の七福神と田植踊は1月2日~14日に行われる「年直し」の席で披露される芸能で、鈴石東町、錦町、トロミ地区で伝承され、国の重要無形民俗文化財に指定されています。トロミに伝わるお面、鈴石東町の衣装、錦町の記録映像を一堂に展示。

 焼いた餅を食べて無病息災を願う鳥小屋・どんと焼き、二本松城跡から出土した羽子板なども紹介しています。来年2月12日まで。入場無料(常設展は有料)。開館時間は午前9時~午後5時。毎週月曜、年末年始は休館。

御田植の写真とともに道具も展示
並んだ七福神の面
無病息災を願って行われる鳥小屋
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