• 2022.12.5
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寒風に翻る五反幡、木幡の幡祭り

 日本三大旗祭りのひとつとされる国重要無形民俗文化財「木幡の幡祭り」は4日行われ、強風に見舞われながらも色とりどりの五反幡の行列が木幡山を目指しました。沿道にはアマチュアカメラマンが詰め掛け、勇壮な平安絵巻を写真に収めていました。

 新型コロナ禍の影響で3年連続規模を縮小しての開催となり、例年100本に上る幡は約30本に、コースも治家公園~羽山神社~隠津島神社の6㎞に短縮されました。出立式でときの声を上げた白装束姿の氏子らは高さ約9mもある幡を担いで山道を進み、無病息災や五穀豊穣を願いました。途中、権立(ごんだち)と呼ばれる初めての参加者の成人儀礼「胎内くぐり」も行われました。

 東和観光協会と木幡観光振興会は来年1月6日まで、幡祭りフォトコンテストの作品を募集しています。単写真でサイズは四つ切。問い合わせは事務局(二本松市東和支所内、電話0243-66-2490)へ。

*三大旗祭りは木幡の幡祭りのほか、岳の幟(上田市)、岩木山のお山参詣(弘前市)といわれています。

一ノ鳥居をくぐって出立式へ向かう参加者
▲ 神事で祭りの安全を祈願し、ときの声を上げる参加者 ▼
強風と闘いながら神社を目指す行列
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