• 2022.3.17
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桜の季節を待つ洗心亭、紙面で魅力紹介へ

霞ヶ城公園のるり池の南側に建つ福島県指定重要文化財の「洗心亭」。

 前身は二本松城内に建立された茶亭のひとつ「墨絵の御茶屋」とされ天保8年(1837年)のがけ崩れの際、阿武隈川畔地蔵河原に移築され、藩主の釣茶屋として利用されていたといわれています。明治40年(1907年)に山田脩氏に譲渡され、現在地に再移築されてからは市などの手入れでそのままの姿を残し、大名の茶屋として数少ない建物となっています。

 春の観光本番を前に、霞ヶ城公園では歩道補修などの整備が行われており、受け入れ準備が着々進められています。洗心亭からは阿武隈の山並みや公園内の整備作業が望め、膨らみ始めた桜が「春到来」を教えてくれます。

 洗心亭の魅力は3月27日付の福島民友紙上でも紹介される予定です。二本松支社勤務経験があり、取材にあたった国分利也記者は「手を加えて守ってきた建物は、市民の心の拠り所といえる。あらためて〝二本松は歴史のまち〟を実感した」と話しています。

洗心亭からの眺め。園内や阿武隈の山並みが見渡せます
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